皆さん、こんにちは。
秋が近いですね。私の実家では、今月から来月は稲刈りのシーズンになります。例年、新米をお願いしてますが、今年も楽しみです。
【カッコーの巣の上で】人間の尊厳と社会の不条理を描いたヒューマンドラマの名作
- お薦め;★★★★
- リピート鑑賞;★★★★
- 胸をしめつけるラスト、アメリカン・ニューシネマの名作
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作品概要
- ジャンル;ヒューマンドラマ
- 監督;ミロス・フォアマン
- CAST ;ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー、他。
- トリビア;本作品には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドク役のクリストファー・ロイドが出演。本作「カッコーの巣の上で」が映画デビュー作品であった。
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おすすめ
人間の尊厳と社会の不条理を描いたヒューマンドラマの名作。アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(ジャック・ニコルソン)、助演女優賞(ルイーズ・フレッチャー)ほか主要5部門を受賞。何度見ても胸に刺さる名作です。
・アメリカン・ニューシネマの名作。ジャック・ニコルソン、他の脇役の皆さん含めて、キャスティングが素晴らしいです。
・人間の尊厳を問う重いテーマではありますが、テンポよく鑑賞できます。
・反抗的な主人公が徐々に、時に強制的にスポイルされる過程と、周囲の患者が徐々に解放されていくコントラストが、この映画のテーマを考えさせます。
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あらすじ
刑務所から逃れるため詐病によって精神病院に入院してきた主人公のマクマーフィー。向精神薬を飲んだふりをしてごまかし、婦長の定めた病棟のルールに片っ端から反抗していく。グループセラピーなどやめてテレビでワールドシリーズを観たいと主張し、他の患者たちに多数決を取ったりする。最初は患者たちは決められた生活を望むが、マクマーフィーとともに生活をするうちに彼に賛同するようになる。またほかの患者と無断で外出し船に乗せて、マクマーフィーの女友達とともに海へ釣りへ行く。こうした反抗的な行動が管理主義的な婦長の逆鱗に触れ、彼女はマクマーフィーが病院から出ることができないようにしてしまう。
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監督紹介
ミロス・フォアマン(Miloš Forman [ˈmɪloʃ ˈforman]、本名:Jan Tomáš Forman、1932年 - 2018年、チェコスロバキア出身)。ミロシュ・フォアマンとも。チェコ・ヌーヴェルヴァーグの一員として活動した後アメリカに拠点を移し、アカデミー監督賞を2回受賞。チェコ事件を機にアメリカに移住し、英語圏での第一作目となる「パパ/ずれてるゥ!」を発表。本作はカンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリを受賞したが、批評家からは酷評される結果に終わる。しかし、映画プロデューサーのソウル・ゼインツとマイケル・ダグラスに監督として雇われ、1975年に「カッコーの巣の上で」を発表。本作はアカデミー作品賞、自身も監督賞を受賞し、史上2本目となるアカデミー賞主要5部門受賞作品となった。
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