皆さん、こんにちは。最近、仕事が忙しく残業も重なりお疲れ気味です。どこかで休んで、1日中、スーパー銭湯に行って、サウナと水風呂で整えて、和室で昼寝がしたいです。
”対馬の海に沈む”
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作品概要
- ジャンル;ノンフィクション
- 作者紹介 ;窪田新之助 (くぼた・しんのすけ)。ノンフィクション作家、1978年福岡県生まれ。2004年JAグループの日本農業新聞に入社。国内外で農政や農業生産の現場を取材し、2012年よりフリーに。著書に『データ農業が日本を救う』『農協の闇』、共著に『誰が農業を殺すのか』『人口減少時代の農業と食』など。
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あらすじ
人口わずか3万人の長崎県の離島で、日本一の実績を誇り「JAの神様」と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落し溺死した。44歳という若さだった。彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だったのか。職員の不可解な死をきっかけに、営業ノルマというJAの構造上の問題と、「金」をめぐる人間模様をえぐりだした、衝撃のノンフィクション。
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おすすめ
2024年 第22回 開高健ノンフィクション賞受賞作。JAで「神様」と呼ばれた男の溺死。
執拗な取材の果て、辿り着いたのは蠢く人間の、深い闇だった。今年読んだ本では一番面白いですね、映像化するかもですね。
- 対馬の農協での20億を超える詐欺の主犯の背景を探るルポです、面白い。
- 郵便局の自爆営業、JAの保険営業、ブラック企業の闇と思われる部分の根本は似てます。
- 20年にわたり20億を超える横領は単独犯とは考えずらく、仲間や組織の関与が明らかになっていきます。構成が巧みで、社会の暗部を抉るように読み進められ、最後まで引き込まれましたね。
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