皆さん、こんにちは。
やっと週末ですね。今夜のオヤジ居酒屋は、鳥レバーのスパイシー炒め、牡蠣のバターソテー、ザーサイ冷奴、オイルサーディン、赤ワインでいきます!
【ストーナー】翻訳大賞受賞の一人の大学教授のヒューマンストーリー
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オススメ度;★★★★
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再読度;★★★★
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作品概要
- ジャンル;海外小説
- 著者;ジョン・ウィリアムズ(1922-1994年、アメリカ出身)。1948年に初の小説、Nothing But the Nightが、1949年には初の詩集、The Broken Landscapeが、いずれもスワロープレス社から刊行された。1960年には第2作目の小説、Butcher's Crossingをマクミラン社から出版。1963年には特別研究奨学金を受けてオックスフォード大学に留学し、ロックフェラー財団の奨学金を得て、イタリアへ研究調査旅行に出かけた。1972年に出版された最後の小説「Augustus」は、このときの取材をもとに書かれた作品で、翌年に全米図書賞を受賞した。1994年3月4日、アーカンソー州フェイエットヴィルで逝去。
- 受賞歴;1973年「Augustus」で全米図書賞を受賞。
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あらすじ
農家の息子だったウィリアム・ストーナーが大学へ進み、文学に出会い、一生を終えるまでの物語だ。あらすじはすなわち彼の人生となるが、人生を追っても、別に何か大きな達成をする人物ではない。何しろ本書のはじまりからして、その凡庸さについての記述からはじまる。「ウィリアム・ストーナーは、一九一〇年、十九歳でミズーリ大学に入学した。その八年後、第一次世界大戦の末期に博士号を授かり、母校の専任講師の職に就いて、一九五六年に死ぬまで教壇に立ち続けた。終生、助教授より上の地位に昇ることはなく、授業を受けた学生たちの中にも、彼を鮮明に覚えている者はほとんどいなかった」
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おすすめ
本作品は、数年前、日本翻訳大賞「読者賞」を受賞して話題となりました。本作は、主人公のストーナーの人生を淡々と丁寧に辿ります。同輩との交友、妻との出会いや結婚生活、子育て、研究活動、両親との死別、同僚との確執、年下の女性研究者との淡い恋。そこには、取り立ててドラマチックな展開はなく、彼が経験した出来事は、私達が日々経験していることと変わりがありません。一人の大学教授の男性の平凡な一生を描いた作品です。
- 平凡な男の一生を描いた作品がなぜ面白いのか、それは自分たちの身近な出来事のように思えるからでしょうか。映画には、、ならないか。。
- なかなか、幸の薄い主人公でして、色々と災難は降りかかります。意地悪な登場人物もおり、がんばれ!と言いそうになります。
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静かに淡々とした描き方なのですが、それが読みやすくて、一気読みできます。
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