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【神さまの貨物】2021年本屋大賞翻訳小説部門第2位、モリエール賞作家が描く心に響く物語

皆さん、こんにちは。

最近、暗くなるのが早いですね。息子の迎えに自転車で行くのですが、暗くてライトをつけるのですが、時折、無燈で走ってる人がいて危ない思いをします。目が悪いので、暗闇から突然、向かってくるのでヒヤッとします。

 

【神さまの貨物】2021年本屋大賞翻訳小説部門第2位、モリエール賞作家が描く心に響く物語

 

 

  • オススメ度;★★★★★
  • 再読度;★★★★★

  • 2021年本屋大賞翻訳小説部門第2位、モリエール賞作家が描く心に響く物語

 

  • 作品概要

  1. ジャンル;ヒューマン
  2. 作者紹介 ;グランベール,ジャン=クロード(1939年、パリ生まれ)。劇作家、児童文学作家。フランス演劇界で最も権威あるモリエール賞を6度受賞、アトリエ工房でユダヤ人生存者が経験を語る「L’Atelier(アトリエ)」や「Zone Libre(非占領地帯)」でそれぞれモリエール賞最優秀作家賞はじめ、パリ市グランプリ、アカデミー・フランセーズ演劇部門賞などを受賞。ほかにも多くの作品がSACD(舞台作家・作曲家協会)グランプリ、批評家組合グランプリなどを受賞し、舞台で再演、再々演されている。

 

  • あらすじ

大きな暗い森に貧しい木こりの夫婦が住んでいた。きょうの食べ物にも困るような暮らしだったが、おかみさんは「子どもを授けてください」と祈り続ける。そんなある日、森を走りぬける貨物列車の小窓があき、雪のうえに赤ちゃんが投げられた――。明日の見えない世界で、託された命を守ろうとする大人たち。

 

  • おすすめ

モリエール賞作家が書いたこの物語は、人間への信頼を呼び覚ます「小さな本」として、フランスから世界へ広まり、温かな灯をともし続けている。「神様の貨物」というタイトルや、まるでお伽話のように語り始められます。この【貨物】が第二次世界大戦中の絶滅収容所へ移送されていく貨物であること。その中にいるユダヤ人家族の若い父親の話が木こり夫婦の話と絡み合って行くストーリー、そして涙腺崩壊です。

 

  1. 2021年本屋大賞翻訳小説部門第2位。ユダヤ強制収容所ホロコーストの時代の哀しくも美しい愛に溢れた物語です。
  2. 課題図書とかに選ばれそうな内容。人間の愚かさ、残酷さも感じるけど同じくらい温かさ、愛おしさも感じ最後は心が温まります。
  3. 繊細に表現された心境の変化が切迫感を伴い胸打たれます。短い作品ですが内容が濃く、後書きも良いですね。

  

 

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