珈琲時間

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【家族ゲーム】松田優作主演のホーム・コメディの傑作

皆さん、こんにちは。

今日は前職の同僚と久しぶりの飲み会です。在宅なので、家から飲み会に向かうという妙な感じです。ちょっとずる休みしたような錯覚に陥りますね。

 

家族ゲーム松田優作主演のホーム・コメディの傑作

 

 

 

  •  お薦め;★★★★
  • リピート鑑賞;★★
  • 1983年、森田芳光監督作品。キネマ旬報ベストテン第一位、作品賞・監督賞総なめの傑作。

 

作品概要 

  1. ジャンル;コメディ
  2. 監督;森田芳光
  3. CAST;松田優作伊丹十三由紀さおり宮川一朗太、辻田順一、阿木燿子戸川純伊藤克信、他。
  4. トリビア;作中では、松田と宮川がお互いに相手の顔をひっぱたくシーンがある。宮川によると、松田は叩き方のコツを知ってたらしく「本番で大きな手で包み込むように打たれ、音は大きいのに痛くなかった」という。宮川が松田の顔をひっぱたくシーンでは、本番前に「本気でひっぱたいてこい」と言われた。宮川は叩き方のコツを知らず、突っ張った手の形で本気で叩いた所、本番終了直後に「お前、痛かったぞ」と言われてしまったという。

 

おすすめ

松田優作扮する三流大学の7年生という風変わりな家庭教師が、高校受験生を鍛え上げる様をコミカルに描く。音楽なしの誇張された効果音、テーブルに横一列に並び食事をするという演劇的な画面設計など、新しい表現が評判となった森田演出が冴えるホーム・コメディの傑作。

 

・キャストが絶妙で、伊丹十三由紀さおりが素晴らしい。脇役も豹柄のお姉さんに戸川純とか、パンチ効いてます。飛び抜けて松田優作の色気というか圧倒する存在感がスゴイですね。

・この家族、全員同じ方向を向きながら食事して互いと向き合おうとしないあたり、絶妙な演出でしょうか。

・主題歌や劇伴などの音楽が一切入っていない代わりに、食べるときの音など、効果音が強調された斬新な演出です。

 

あらすじ 

中学3年生の沼田茂之(宮川一朗太)は、テストの成績が悪く、志望校への進学は絶望的な状況だ。茂之の兄・慎一(辻田順一)は学区内トップの「西武高校」に通っており、父の孝助(伊丹十三)、母の千賀子(由紀さおり)は、茂之にも慎一と同じコースを歩んでほしいと願っている。孝助は息子の学力を上げるため、大学生の吉本勝(松田優作)を家庭教師に雇う。三流大学に通う吉本は、7回も留年しており、年齢は二十代半ば。孝助は吉本を車に呼び出し、茂之の成績がアップするたびに、ボーナスとしてプラス1万円を支払うと約束する。

 

監督紹介

森田 芳光(もりた よしみつ、1950年 - 2011年)。1981年、若い落語家を主人公とした『の・ようなもの』を、実家を抵当に入れた借金で製作してデビューした。題名は、3代目三遊亭金馬の落語『居酒屋』に出て来る「のようなもの」というフレーズから採られた。続く『シブがき隊 ボーイズ & ガールズ』は、初の大手配給作品ではあるが、予算、期間、内容とも厳しい枷がはめられたアイドル映画であり、これをきっちりとやり終えたことでプロの監督としてのスキルと評価を獲得する。1983年、松田優作主演の『家族ゲーム』を発表する。キネマ旬報ベストテン1位など同年の主要映画賞を多く受賞、一部の高評価にとどまっていた前作から大きく飛躍して、新世代の鬼才として広く注目を集める。

 

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