【サラバ】直木賞受賞の波乱万丈の家族の物語

皆さん、こんにちは。

勝ちましたねサッカー日本代表。奇跡が二度起きるとはびっくりです。そんなに奇跡は起きないとして、確かな実力もあったのと、相手とのかみ合わせが良かったのですかね。今後はベスト8までいけるか、楽しみです。

【サラバ】直木賞受賞の波乱万丈の家族の物語

サラバ！（上） [ 西 加奈子 ]

サラバ！（下） [ 西 加奈子 ]

• オススメ度；★★★★

• 再読度；★★★★

• 直木賞受賞作品。長編ですが中だるみもせずに一気読みできます。

• 作品概要

1. ジャンル；長編小説
2. 作者紹介；西 加奈子（にし かなこ、1977年生まれ）。25歳くらいから短編小説を書き始め、作家になるために、自信作を携えて単身上京。知り合いから小学館の編集者を紹介され、2004年「あおい」にてデビュー、翌2005年に発表した「さくら」が20万部を超えるベストセラーとなった。その後、「通天閣」で織田作之助賞（2007年）、「ふくわらい」で河合隼雄物語賞（2013年）、そして作家生活10周年を記念して上梓した大作「サラバ!」で直木賞（2015年）を受賞した。

• あらすじ

1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。父の海外赴任先だ。チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。イラン革命のあと、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。後の人生に大きな影響を与える、ある出来事が待ち受けている事も知らずに。

• おすすめ

人生は様々なタイミングで別れが訪れます。しかし、別れと同じ数だけ出会いもあります。本作でもたくさんの別れの場面が登場しますが、「サラバ」と全てが終わるわけではありません。本作は上下巻と長編ですが、テンポもよく、各エピソードも面白く中だるみせずに読めますね。

1. 作者がイラン生まれのせいか、中東、特にエジプトの描写が素晴らしいですね。
2. 波乱万丈の家族の、男の子を中心に描いた作品。
3. 2時間の家族もののドキュメンタリーを見た感じになりますね。

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