珈琲時間

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【みかづき】本屋大賞受賞の塾をテーマにした長編小説

皆さん、こんにちは。

猛暑の中、ワクチン接種2回目に行ってきました。うっすらと筋肉痛があるぐらいで、よく言われる発熱、だるさなどの症状はまだですね。自分の体の反応の鈍さに驚いてます。

今日の小説の紹介は「みかづき」です。

 

みかづき本屋大賞受賞の塾をテーマにした長編小説 

 

 

 

  • オススメ度;★★★★
  • 再読度;★★★★

 

  • 作品概要

  1. ジャンル;長編、ヒューマン
  2. 作者紹介 ;もり えと、1968年生まれ、東京都出身。小説家。日本児童教育専門学校児童文学科卒業、早稲田大学第二文学部文学言語系専修卒業。児童文学創作の傍らアニメーションのシナリオを手がける。1990年、「リズム」で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。その後も数々の作品で多数の文学賞を受賞している。2006年「風に舞い上がるビニールシート」で第135回直木賞受賞。
  3. 受賞歴;2017年(第14回)本屋大賞第2位、第12回(2017年)中央公論文芸賞
  4. 映像化;2019年、NHK土曜ドラマにて連続5回にて放送された。

 

  • あらすじ

本書はある学習塾の立ち上げから、理想の教育を追い求める人々の姿を描く。学校教育が太陽なら、塾は月のような存在。太陽の力が絶大だった頃から物語は始まる。昭和36年、小学校の用務員・大島吾郎は仕事の傍ら、放課後を利用して子どもたちに勉強を教えていた。ある日吾郎は生徒の母・赤坂千明から新しい学習塾の指導者になってほしい、と誘われる。千明に半ば押されるように借家で学習塾を始めるが、なかなか生徒は集まらない。赤坂家の女達は強烈な存在感を放つ。戦後にがらりと変わった学校教育への怒りを、塾設立のエネルギーへと変える千明。娘たちは母の影響を受け、それぞれの教育哲学を持ち始める。高校中退ながら教える力を持つ吾郎は、協力と対立を繰り返しバラバラになりそうな彼女らとともに、理想の塾を形作ろうと努力する。

 

  • おすすめ

小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い―。山あり谷あり涙あり。昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編!

 

  1. 登場する女性、母、娘、が強い!
  2. 教育とは難しいものだと痛感する物語です。そこに世代を超えて挑む家族たちの生き様が心を打ちます。
  3. 非常に長い物語ですが、挫折することもなく、じっくりと読めて、素晴らしい物語に出会えたと感謝します。時間に余裕ができたら、じっくりと再読したいですね。

  

 

 

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