珈琲時間

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【流れ行く者】大人気の守り人シリーズの短編集

皆さん、こんにちは。

東京は梅雨突入ですかね。子供のころよく見た、カタツムリ、最近見てないですねー、東京では中々お目にかかれないのですかね。

 

【流れ行く者】大人気の守り人シリーズの短編集

 

 

 

  • オススメ度;★★★★
  • 再読度;★★★★

 

  • 作品概要

  1. ジャンル;ファンタジー小説
  2. 著者;上橋菜穂子、1962年生まれ、東京都出身。児童文学作家、ファンタジー作家、SF作家、文化人類学者。日本児童文学者協会会員。1989年「精霊の木」で児童文学作家としてデビュー。東洋、中央アジアをベースにしたファンタジーを書きたいという思いから、日本を舞台に「月の森に、カミよ眠れ」(1991年)を執筆、1992年に日本児童文学者協会新人賞を受賞し、日本古代を題材とした日本的ファンタジーの書き手として注目を浴びる。1996年「精霊の守り人」で独自の異世界を舞台にした女用心棒を主人公にしたファンタジー作品を発表する。2008年6月には、英訳も出版、以後、「守り人シリーズ」として書き継いでいくことになる。。
  3. 受賞;1996年「精霊の守り人」第34回野間児童文芸新人賞。2000年「闇の守り人」第40回日本児童文学者協会賞。2002年「守り人シリーズ」第25回巖谷小波文芸賞。2003年「神の守り人 来訪編、帰還編」第52回小学館児童出版文化賞。2004年「狐笛のかなた」第42回野間児童文芸賞。2014年国際アンデルセン賞作家賞。2015年「鹿の王」第4回日本医療小説大賞(主催・日本医師会)。2015年「鹿の王」第12回本屋大賞

 

  • あらすじ

・流れ行く者;王の奸計により父を殺された少女バルサと、暗殺者の魔の手から親友の娘バルサを救ったが故に反逆者の汚名を着ることになったジグロ。二人は故国を捨て酒場や隊商の用心棒をしながら執拗な追手をかわし流れ歩く。その時々に出会った人々もまたそれぞれに過去を持つ流れ行く者たちであった。番外編に当たる守り人短編集。全4話収録。
・浮き籾;ある秋、タンダ(11歳)の住む村の近くの集落で、娘が山犬に襲われた。ただ、それは単に「山犬に襲われた」のではなく、地に足の着かない暮らしぶり故に親類縁者から疎まれ、まともに弔われもしなかった、タンダの遠縁の男の祟りではないか、と村では噂された。
・ラフラ〈賭事師〉;13歳のバルサは、ロタ王国の酒場で、ススット(サイコロを使う遊戯)をする老ラフラ(賭事師)のアズノと知り合う。アズノは、氏族長の重臣ターカヌと 50 年に及ぶ長いススットの勝負を続けていた。そして老いたターカヌに代わり勝負を引き継いだ孫のサロームと、公開で勝負の決着を付けることになる。
・流れ行く者;ロタ王国の酒場で用心棒として働いていたジグロは、ある夜更けに突然高熱を発して寝込んだ。医術師の薬を飲んだジグロは間もなく回復したが、酒場の主人から「新しい用心棒を雇ったので今いる部屋を空けてくれ」と言われたのを機に、13歳のバルサを連れて新ヨゴへ向かうべく、護衛士として隊商に加わった。
・寒のふるまい;小雪の舞うある日、タンダ少年は母親から食事の残りかす(豚や鳥の骨など)をもらって「寒のふるまい」(寒い時期に山の獣たちに食べ物を分け与えること)をしに山へ入っていった。但し、それはタンダが山へ入ったりトロガイの家を訪ねたりするための口実でもあった。

 

  • おすすめ

王のたくらみによって父を殺された少女バルサ、そして彼女を救った父の親友ジグロ。故国をすてた二人の旅路を描く守り人短編集。

 

  1. 主人公のバルサの少女時代の物語です。
  2. スピンオフのような物語も盛り込まれて、バラエティに富んだ内容です。
  3. バルサとジグロの流浪の旅のような生活は辛くもあり出会いもあり、悲喜こもごもですね。

  

 

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