旅のラゴス：SF＋ファンタジーの筒井作品

皆さん、こんにちは。

珍しく朝から会社に行ったのですが、昼から雪が降ってきました。夕方前には帰宅したのですが、部屋の窓から見える光景は、雪国の景色と一緒ですね。東京の都市機能は雪に弱いので、明日は在宅の方が多いですかね。

【旅のラゴス】SF＋ファンタジーの筒井作品

作品概要
あらすじ
おすすめ
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旅のラゴス（新潮文庫）【電子書籍】[ 筒井康隆 ]

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オススメ度；★★★★
再読度；★★★★

作品概要

ジャンル；ファンタジー
作者紹介；（つついやすたか、1934年生まれ）。小松左京、星新一と並んで「SF御三家」とも称される。初期にはナンセンス文学なSF作品を多数発表。1970年代より前衛的な作品が増え、エンターテインメントや純文学といった境界を越える実験作を多数発表している。
受賞歴；1987年「夢の木坂分岐点」で第23回谷崎潤一郎賞受賞。1989年「ヨッパ谷への降下」で第16回川端康成文学賞受賞。2010年第58回菊地寛賞受賞。

あらすじ

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か？異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長を構築した連作長編。

おすすめ

異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。時代や国境がクロスオーバーする壮大なスケールのSF+ファンタジーの筒井作品です。

長く饒舌な説明部分もなく、主人公の時空を超えた旅を爽快に描く物語。読みやすく面白いです。
筒井先生の発想、着眼点が凄く、この世界観は素晴らしいです。
主人公のラゴスがカッコよく、女性によくモテる！
新潮文庫版は刊行以来、毎年3,000から4,000冊売れるロングセラーだったが、2014年頃より増刷10万冊を超えるヒットになった。出版社の新潮社は原因不明の謎のヒットと呼んでいる！。