皆さん、こんにちは。
寒いし、節電だし、遠き地では無益な戦争が起こってるし、なんだか騒がしい世の中ですね。引っ越しのため、段ボールに囲まれた生活をしてますが、今週末からは新生活です、楽しみです。
【還るべき場所】夢中で読める山岳小説の名作
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- オススメ度;★★★★
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再読度;★★★★
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作品概要
- ジャンル;山岳小説
- 著者;千葉県生まれ。出版社勤務を経て、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2000年、「阿由葉稜」名義で「暗号―BACK‐DOOR」を書き下ろしてデビュー。本作品は後に「ビッグブラザーを撃て!」と改題され、笹本名義で文庫化された。2001年、2作目となる「時の渚」で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年には「太平洋の薔薇」で第6回大藪春彦賞を受賞。2021年11月22日、急性心筋梗塞のため死去。70歳没。
- 受賞;サントリーミステリー大賞(2001年)、大藪春彦賞(2004年)。
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あらすじ
世界第2の高峰、ヒマラヤのK2。未踏ルートに挑んでいた翔平は登頂寸前の思わぬ事故でパートナーの聖美を失ってしまう。事故から4年、失意の日々を送っていた翔平は、アマチュア登山ツアーのガイドとして再びヒマラヤに向き合うことになる。パーティに次々起こる困難、交錯する参加者の思いが複雑にからみあう。
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おすすめ
恋人をK2で亡くした山岳家は、再びこの山にツアーガイドとして還ってきた。山頂を目指す彼に立ちはだかる自然の脅威と登山家たちのエゴを描いた、傑作山岳小説です。数ある山岳小説の中でも展開の面白さは抜群、終盤は一気読み必死。
- 冬山登山の怖さと、世界に名だたる山々のすばらしさが伝わってきます。
- 主人公以外のキャラクターも素晴らしく、思わず感情移入してしまいます。特に後半は、幾つもの出来事があり感情が揺さぶられます。
- メインキャラクターの一人、神津さんの一言一言が染みるし、行動と言動が格好いいですね。こんな大人の男性になりたい!
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