皆さん、こんにちは。
昨日のお休みの日に久しぶりに新宿に行きました。いやー、相変わらずカオスですね。南口ではコロナでマスクするのはメディア操作だと、歌と意味不明なダンスで抗議活動する人たち、路上で歌う人たち、ニューマンのテラスでは寒空の中、半そでワンピースで動画の撮影をする女子たちと、いい意味でパワーあるなー。
【今夜、すべてのバーで】酒飲みが描いた酒飲みの実話ベースの物語
- オススメ度;★★★★
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再読度;★★★★
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作品概要
- ジャンル;長編小説
- 著者;中島 らも(なかじま らも、1952年~2004年)。ペンネームの由来は、無声映画時代の剣戟俳優、羅門光三郎から。1987年、「有限会社中島らも事務所」を設立し作家活動を本格化させる。宝塚の自宅には全く帰らなくなり、事務所で寝泊りするようになる。戯曲、エッセイ、小説、新作落語、バラエティ番組の脚本やコントなどを、多数執筆。その「ひねくれたユーモア感覚」で、「関西独特のおかしさ」や「市井の奇人や奇現象」などを描き、多くの読者、ファンを獲得。
- 受賞;第13回吉川英治文学新人賞「今夜、すべてのバーで」。第47回日本推理作家協会賞「ガダラの豚」
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あらすじ
作家の小島容は、アル中。17年間、ウィスキーを毎日1本ずつあけて35歳で入院。彼は20代のころ、偶然、3人から「このままだと35歳で死ぬよ」と言われた経験をもつ。ひとりは医者、ひとりは占い師、そしてもうひとりは親友の天童寺不二雄。青春時代をともにした天童寺は20代の終わりに、酔って車にはねられて死んだ。小島は、自分がアル中であると自覚しているが、酒をやめて生きていく自信はもてない。病院でいろいろな患者たちとの出会いつつ、体は回復に向かうが。。
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おすすめ
すべての酒飲みに捧げるアル中小説。「この調子で飲み続けたら、死にますよ、あなた」それでも酒を断てず、緊急入院する主人公。ユニークな患者たちとの会話や担当医師との対話、ときおり訪れる親友の妹が繰り出す激励の往復パンチ。実体験をベースに、生と死のはざまで揺らぐ人々を描いたユニークな作品!
- 欲しくて探して古本屋でやっと見つけた作品、らもさんの作品、やっぱり面白い。
- 体験談をベースにしてるので、中毒具合などがリアルですね。病室のメンバーなどもユニーク。
- 私もお酒は好きなほうですが、こんなに人はお酒が飲めるんですねー、変なところで感心しました。
和食器のお店~13-Tableware
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