皆さん、こんにちは。
今月は週に一度、飲み会がありまして、夜の街に出撃してます。街は、もう普通に人出も多く、飲み屋も盛況ですね。遅い電車も、程よく混み合っていて、割と普通の日常に戻りつつあるのを実感します。
【思い出トランプ】向田邦子作のショートストーリー
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オススメ度;★★★★
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再読度;★★★★
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作品概要
- ジャンル;短編小説
- 作者紹介 ;向田 邦子(むこうだ くにこ、1929年〜1981年)。週刊誌のトップ屋時代は幸田 邦子名義で執筆していた。ホームドラマ作品の脚本家として現在も知名度は高く、「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」といった人気作品を数多く送り出した。1970年代には倉本聰・山田太一と並んで「シナリオライター御三家」と呼ばれた。
- 受賞歴;1980年、「思い出トランプ」収録の「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞を受賞。1982年、第33回放送文化賞を受賞。
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あらすじ
浮気の相手であった部下の結婚式に、妻と出席する男。おきゃんで、かわうそのような残忍さを持つ人妻。毒牙を心に抱くエリートサラリーマン。やむを得ない事故で、子どもの指を切ってしまった母親など―日常生活の中で、誰もがひとつやふたつは持っている弱さや、狡さ、後ろめたさを、人間の愛しさとして捉えた13編。直木賞受賞作「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」を収録。かわうそ、だらだら坂、はめ殺し窓、三枚肉、マンハッタン、犬小屋、男眉、大根の月、りんごの皮、酸っぱい家族、耳、花の名前、ダウト、収録。
- おすすめ
日常生活の中で、誰もが持っている弱さや、狡さ、後ろめたさを人間の愛しさとして捉えた13編を収録。短編ですが、読みやすく面白いです。シナリオライターゆえか、どれもホームドラマになりそうな出来栄えです。
- 冒頭の「かわうそ」は夫婦のお話なのですが、長く暮らすと色々とあるんだなーと痛感です。
- 大人の男女、夫婦のお話が中心で、読み進むと、「それある」「それわかる」が散りばめられています。
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昭和の良き時代の日常の一コマを、淡々と切り取った作品群ですね。テレブドラマが得意だったのがよく分かります。
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