皆さん、こんにちは。
最近、在宅のせいか、気づくと電車に乗る機会が極端に少なくなりました。そんな中、たまに通勤時間帯に電車に乗ると疲れるますねー、人が多いし、たまに変な人もいるし、意外と混んでるし。首都圏は時差出勤とか在宅中心とか、生活スタイルが変わって通勤状況も変わるのはまだ先なんですかね。
今日の小説の紹介は「沈まぬ太陽」です。
【沈まぬ太陽】テレビドラマ化された重厚な山崎作品
- オススメ度;★★★★
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再読度;★★★★
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作品概要
- ジャンル;長編文学
- 映画化;2011年に「金曜特別ロードショー」として、約4時間にわたり本編ノーカットで地上波初放送され、視聴率は15.0%。第33回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。上映時間が3時間を超えた作品が日本アカデミー賞を受賞したのは史上初。
- テレビドラマ化;2016年、WOWOWでテレビドラマ化され放送された開局25周年記念作品。原作者・山崎豊子の没後、初めて映像化された作品。主演は上川隆也。本作品は同枠では史上最長となる全20話での放送となる。2部構成で、第1部(全8話)でアフリカ篇(上下)を、第2部(全12話)では御巣鷹山篇・会長室篇(上下)を描く。
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作者紹介
山崎豊子、(1924-2013)大阪市生れ。京都女子大学国文科卒業。毎日新聞大阪本社学芸部に勤務。その傍ら小説を書き始め、1957年に「暖簾」を刊行。翌年、「花のれん」により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。「白い巨塔」「不毛地帯」「二つの祖国」「大地の子」「沈まぬ太陽」など著作はすべてベストセラーとなる。1991(平成3)年、菊池寛賞受賞。2009年「運命の人」刊行、同書は毎日出版文化賞特別賞受賞。大作「約束の海」を遺作として 2013年に逝去。
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あらすじ
広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命。日本のナショナル・フラッグ・キャリアである国民航空の社員で同社の労働組合委員長を務めた恩地元と彼を取り巻く人々の描写を通して、人の生命にかかわる航空会社の社会倫理を表現した作品である。日本航空とその元社員である小倉寛太郎、単独機の事故として史上最悪の死者を出した日本航空123便墜落事故などがモデルとされている。
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おすすめ
エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命。
- 山崎豊子さんの代表作、長く重い人間ドラマ、読み応えたっぷりの長編です。
- 会社って何ですかね、人命とか運命とか何ですかね、と考えさせられる作品です。
- 取材から得られた膨大な資料をベースに描き込んでいる為、ノンフィクションのような印象を受けますね。
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