皆さん、こんにちは。3月末は楽しみにしていた番組が終わるタイミングですね。「その女、ジルバ」が終わり、今週は「俺の家の話」が終わりますね。長瀬くんのハマり具合が良かったのに、これから彼を見れなくなるのも寂しい限りですね。
今日の小説の紹介はジュンパ・ラヒリ作「停電の夜に」です。
【停電の夜に】心温まる短編集
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作品概要
- ジャンル;短編集
- 著者;ジュンパ・ラヒリ
- 受賞;1999年「病気の通訳」でO・ヘンリー賞 受賞、同作収録の「停電の夜に」でピューリッツァー フィクション賞受賞、PEN/ヘミングウェイ賞受賞、ニューヨーカー新人賞受賞
- オススメ度;★★★★
- 再読度;★★★★
- リコメンド;アメリカに住むインド人を描いた作品です。異文化との出会い、戸惑いをそれぞれの視点で描いていて面白く読めます。描写も繊細で感性が豊かな作家さんです。エッセー、短編集をお探し方、おすすめです。
- ほっこりする短編集の名作
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あらすじ;
毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦「停電の夜に」。観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻「病気の通訳」。夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で表す9編です。
- 停電の夜に ★好きな話
- ピルザダさんが食事に来たころ
- 病気の通訳
- 本物の門番
- セクシー
- セン夫人の家
- 神の恵みの家
- ビビ・ハルダーの治療
- 三度目で最後の大陸 ★好きな話
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私的な読みどころ;
- それぞれのお話が映画のように、作品世界に入り込めます。没入感が高い作品です。
- 登場人物の多くがインド人ですが、生活ぶりが伝わって来ます。スパイスの効いた料理、生活習慣、衣装など細かに語られていて、インド文化が少し垣間見ることができます。
- 作者の言葉のチョイス、表現力がセンスが良くて、作品の質を上げてる気がしますね。
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あわせてみたい 作者初の長編「その名にちなんで」を映画化
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