皆さん、こんにちは。
冬の気配が色濃い金曜日です。今日の居酒屋メニューは
・ザーサイ冷奴
・オクラの和え物
・チーズ
・赤ワイン
【オリンピックの身代金】人質は東京オリンピック、五輪開催を妨害すると宣言していた連続爆破事件と捜査陣との攻防をえがく、吉川英治文学賞受賞作
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作品概要
- ジャンル;サスペンス
- 作者紹介;奥田英朗(オクダ・ヒデオ、1959年生まれ、岐阜県出身)。プランナー、コピーライター、構成作家などを経験したのちに、1997(平成9)年「ウランバーナの森」で作家としてデビュー。2002年「邪魔」で大藪春彦賞を、2004年「空中ブランコ」で直木賞を受賞する。2007年「家日和」で柴田錬三郎賞を、2009年「オリンピックの身代金」で吉川英治文学賞を受賞した。「最悪」「マドンナ」「イン・ザ・プール」「東京物語」「サウスバウンド」など著書多数。
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あらすじ
小生、東京オリンピックのカイサイをボウガイします、兄の死を契機に、社会の底辺というべき過酷な労働現場を知った東大生・島崎国男。彼にとって、五輪開催に沸く東京は、富と繁栄を独占する諸悪の根源でしかなかった。爆破テロをほのめかし、国家に挑んだ青年の行き着く先は?
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おすすめ
要求金額は8千万円。人質は東京オリンピックだ―五輪開催を妨害すると宣言していた連続爆破事件の犯人、東大生・島崎国男が動き出した。国家の名誉と警察の威信をかけ、島崎逮捕に死力を尽くす捜査陣。吉川英治文学賞受賞作。
- 主人公がどんどん変わって行く様子に、お願い、留まって欲しいと思う反面、地方の暮らしや、日雇い労働者たちからすれば我慢ならな、と複雑な気持ちになるテーマですね。
- 今の日本が、どれだけ変わったのか、良い世の中になったのか、考えさせられる良作。
- 地方出身者としては切なくて、やるせないテーマですね。良くなったのかと言われればさほど状況は変わってなく、咀嚼するのに時間がかかる読後感です。
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和食器のお店~13-Tableware