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【マークスの山】直木賞受賞の本格的な刑事小説の名作

皆さん、こんにちは。

近所に大学があるのですが、立派な校舎で敷地も広く息子との散歩によく敷地内を使わせていただいてます。一歩、敷地に入ると息子曰く「イタリアみたい」と口にするのですが、なるほどブラウンを基調にした建物はイタリアっぽいでしょうか。最近の大学は校舎もこざっぱりしてますね。

 

マークスの山直木賞受賞の本格的な刑事小説の名作

 

 

  • オススメ度;★★★★
  • 再読度;★★

  • 警部補である合田雄一郎を主人公とした推理小説。合田雄一郎シリーズの第1作にあたります。高村さんらしい重厚なミステリー、映画化もされましたね。

 

  • 作品概要

  1. ジャンル;ミステリー
  2. 作者紹介;髙村 薫(たかむら かおる、1953年生まれ)。重厚な推理小説黄金を抱いて翔べ』(1990年)で文壇に登場。骨太の社会派サスペンスで人間に切り込む。作品に、直木賞を受賞した『マークスの山』(1993年)のほか、『新リア王』(2005年)、『太陽を曳く馬』(2009年)など。

 

  • あらすじ

「マークスさ。先生たちの大事なマ、ア、ク、ス!」。あの日、彼の心に一粒の種が播かれた。それは運命の名を得、枝を茂らせてゆく。南アルプスで発見された白骨死体。三年後に東京で発生した、アウトローと検事の連続殺人。《殺せ、殺せ》。都会の片隅で恋人と暮らす青年の裡には、もうひとりの男が潜んでいた。警視庁捜査一課・合田雄一郎警部補の眼前に立ちふさがる、黒一色の山。

 

  • おすすめ

直木賞受賞作品。戦慄に満ちた物語が、畳み掛けるようなテンポで展開されていく。犯人と刑事の間の緊迫したやりとり、警察組織の抱えるさまざまな軋轢、そして捜査に圧力をかけてくる有力者たちの高慢と堕落。それらを緻密に、かつダイナミックに描き出す作者の素晴らしい筆力によって、ミステリーというジャンルを超えた傑作小説となっている。

 

  1. 不幸な運命の青年を軸に、複雑に物事が絡み合い、連続殺人を招く。その上国家権力内部の縄張り争いが覆ってくるミステリーの名作。                    
  2. 警察の中での軋轢、出世競争の様子も見えつつ、時には一体となり捜査をする警察官が魅力的でした。
  3. 本格的な刑事小説。言わずと知れた名作ですね。なかなか長かったですが、後半にいくにつれて読みふけってしまいます。

 

 

 

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