皆さん、こんにちは。
シルバーウィークが目前ですが、お天気が怪しいですね。予報では台風直撃でずーっと雨のようですね。雨となると、息子の遊びがぐっと選択肢が少なくなるのが困りものです。
【天に焦がれて】イタリアでベストセラーとなった長編小説
- オススメ度;★★★★
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再読度;★★★★
- イタリアでベストセラーとなった長編小説
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作品概要
- ジャンル;長編小説
- 著者;パオロ・ジョルダーノ(1982年、イタリア、トリノ生まれ)。2008年デビュー長篇となる「素数たちの孤独」(ハヤカワepi文庫)は、イタリアで200万部超のセールスを記録。同国最高峰の文学賞であるストレーガ賞や、カンピエッロ文学賞新人賞など、数々の文学賞を受賞した。2020年には、新型コロナウイルスの感染がイタリアで広がる中、いち早くコロナ禍に関するエッセイ集「コロナの時代の僕ら」(2020年、早川書房)を上梓し話題となった。2018年にイタリアで刊行された「天に焦がれて」は、同国内だけで16万部超を売り上げとなる。
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あらすじ
毎年夏になると、祖母が暮らす南イタリアのスペツィアーレで過ごす14歳のテレーザ。ある日、祖母の家の近所に暮らす三人の少年と知り合い、テレーザは、そのうちの一人、ベルンに一目惚れする。夏休みのたびに彼らと遊び、17歳の夏、とうとうベルンと結ばれる。だが翌年の夏休み、テレーザは祖母から、ベルンが他の少女を妊娠させたと聞く。ベルンとテレーザの、20年にわたる愛憎と執着の物語。
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おすすめ
「コロナの時代の僕ら」「素数たちの孤独」の著者、パオロ・ジョルダーノが贈る、イタリアで16万部突破の最新長篇小説。20年にわたる愛憎と執着の物語。イタリアの田舎町の描写が素晴らしく、旅へと駆り立てますね。作品は長編ですが読みやすく、4人の男女の成長過程が淡々と描かれています。
- 若さゆえのぶつかり合い、傷つけあいながらも、相手を焦がれるヒロインが愛おしいです。
- 色々と事件が起こるのですが、なぜか、全体的に静かな物語が進む印象を受けます。
- ヒューマンドラマが得意な監督によって映画化されそうな内容ですね。